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 太平記といえば鎌倉、京、吉野、金剛山などが舞台として注目されるが、合戦の様子が詳しく描かれているのが越前を中心とした北陸だ。太平記の流れ、ひいては歴史の流れの中で北陸での出来事は重要なサイドストーリーを描いている。
 太平記を一つの地域から読み、そして舞台を歩く。

太平記北陸読み歩き



                                       新田神社(福井市新田塚)
 主な章題 主な内容 登場人物 舞 台
巻の2 資朝誅殺 阿新翔ぶ事 日野資朝の子 阿新父を追って佐渡へ 阿新 敦賀
巻の7 前朝伯州船上還幸の事 隠岐で敗れた佐々木清高は海を漂い敦賀へ 隠岐判官佐々木清高 隠岐、敦賀
巻の8 4月3日合戦の事 六波羅の中で北陸勢も活躍 嶋津安芸、富樫
巻の9 名越尾張守打死の事 足利(斯波)高経登場 斯波高経 越前ほか
巻の10 新田殿義兵を挙ぐる事 新田義貞挙兵 新田義貞 関東
巻の11 北国探題時治自害の事 北条方の探題と守護が攻め殺される 淡河時治、名越時有 大野、高岡
巻の13 眉間尺かんばく剣の事 北条の残党 加賀で敗れる 名越時兼 加賀
巻の14 諸国の朝敵蜂起の事 尊氏方が反後醍醐の兵を挙げる 普門利清 中院定清 石動
巻の16 新田義貞西国進発の事 新田義貞が尊氏を討とうとするが敗れる 新田義貞、楠正成 湊川
巻の17の1 堀口還幸を抑へ留める事 後醍醐天皇は義貞を裏切り尊氏と和睦 新田義貞 比叡山
巻の17の2 北国下向凍死の事 義貞らは北陸王朝を目指し敦賀に向かうが… 新田義貞 足利高経 敦賀 近江
巻の17の3 瓜生判官心替わりの事 義貞らは瓜生保に援軍を求めるが… 脇屋義助、瓜生保 南条
巻の17の4 金崎の城攻める事 足利軍は金ケ崎を攻めるが守りは堅い 高師泰 小笠原 今川 金ケ崎
巻の18の1 瓜生旗を挙ぐる事 瓜生保が南朝方で挙兵、足利軍を迎え撃つ 瓜生保 高師泰、 南条 今庄
巻の18の2 金崎後攻の事 瓜生保は金ケ崎救援に向かうがあえなく討ち死にする 瓜生保 里見伊賀守 敦賀
巻の18の3 金崎城落つる事 兵糧が尽き金ケ崎は落城、義貞は杣山へ 新田義顕、恒良親王
尊良親王
金ケ崎
巻の19の1 北国蜂起討手を下さるる事   新田義貞と足利高経の本格的な攻防始まる 新田義貞、脇屋義助、足利高経 府中
巻の19の2 国司伊勢国を経て芳野殿へ参る事 北畠顕家奥州から攻め上がるが憤死 北畠顕家、桃井直常 高師直 美濃 近江 和泉
巻の20の1 越前黒丸城合戦の事 高経の黒丸城を攻めあぐねるが義貞に越後から援軍 足利高経、新田義貞 足羽(福井)加賀
巻の20の2 勅筆を義貞に下さるる事 義貞は高経を追いつめるが、そこに後醍醐から援軍の要請 足利高経、新田義貞、後醍醐、児島高徳 足羽(福井)
巻の20の3 足羽合戦義貞自害の事 義貞は足羽7城に総攻撃。しかし守りは堅く…… 新田義貞、足利高経 足羽(福井)
巻の20の4 義貞寵妾匂当内侍の事 妾匂当内侍は義貞に会いに越前へ。そこに悲報 妾匂当内侍 足羽(福井)


太平記の袖舞台へ


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